今回は夏の高校野球に出場している中京大中京高校(愛知)の投手・畔柳亨丞選手について書いていきたいと思います。
中京大中京は春のセンバツで24年ぶりに4強に進出していて、畔柳亨丞投手は3戦連続で先発したプロ注目の右エース。被安打2で完封し、138球で9イニングを投げ抜いています。
また、その球速も、MAX152kmの剛速球。
夏の甲子園出場を決める愛知大会では、準決勝で敗れてしまいましたが、プロ志望を明言し、スカウトからも注目され、その進路が注目されています。
そこで今回は、気になる4点について書いてみました。
畔柳亨丞選手(中京大中京)の進路は?
「畔柳亨丞」の読み方は?由来についても
畔柳亨丞選手の身長・出身中学などプロフィール
畔柳亨丞選手の父親や祖母について
同じく注目投手の天理高校・達選手の記事はこちら
畔柳亨丞選手(中京大中京)の進路は?
畔柳亨丞選手は期待の右腕エースとして注目されています。
スカウトからの評価も高く、この先の進路といえば、このままいけばドラフト会議で指名され、プロ入りする可能性も高そうです。
各スカウトの3月25日時点でのコメントはこちら。
阪神・和田豊球団本部付テクニカルアドバイザー
初回から気持ちを入れて、真っすぐで全力投球できている。球が強いし切れもある。中日・松永幸男編成部部長
真っすぐは速いし変化球もキレがあるし、コントロールもいい。(高橋宏斗と)タイプは違うが、これからも追いかけていきたい。オリックス・下山真二スカウト
真っすぐと分かっていても打ち取れるというところがいい。見てる方が叫んでしまうような魅力のあるピッチャー。昨年の高橋宏斗に負けないぐらいの素質を持っている。楽天・後関昌彦スカウト部長
終盤でもボールの勢いが落ちなかった。小園(健太=市和歌山)の方が投球はうまいが、こちらの方が馬力がある。それで言うと今年の高校生ではトップレベル。ロッテ・榎康弘チーフスカウト
高橋(宏斗)君みたいに馬力があって、躍動感がある。最初は高めに浮いていたけど、途中から低くできていたし、試合の中でプレートの位置を変えるなど修正力がある。もちろん上位候補に入ってきます。
巨人・榑松スカウト部次長
120%の力で130球を投げきる体力。クローザーが投げているみたい。これはすごい。なかなか高校生にいないタイプ。ヤクルト伊東強化部長
速球が魅力。全球種を全力投球しているように見えた。力もスピードもある投手。DeNA進藤編成部長
ここというところでギアを上げている。直球は力強い。剛腕というイメージ。
昨年のドラフト会議では、同じ中京大中京の先輩・髙橋宏斗投手が中日から1位指名を受けてプロ入りしたことも記憶に新しいですね。
また、夏の甲子園出場はなりませんでしたが、プロ志望を明言し、ドラフト会議でも注目されると思われます。
#センバツ 東海大菅生0-4中京大中京(試合中)
中京31
菅生00
【菅】本田
【中】畔柳
※詳細→ https://t.co/DE0CukvTHV pic.twitter.com/9PCv58DJ3V— ふくださん (@fukudasun) March 29, 2021
今後の展開にも注目です!
「畔柳亨丞」の読み方は?由来についても
畔柳亨丞の読み方は、くろやなぎ きょうすけです。
とても珍しい名字ですよね。
気になったので、名前の由来なども調べてみました。
徳川家に仕える幕臣・畔柳氏は清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)山本氏流。
引用:名字由来ネット
また、畔柳武重という武士の子孫であるともいわれています。
畔柳武重 ?-1603 織豊-江戸時代前期の武士。
徳川家康の家臣。元亀(げんき)3年遠江(とおとうみ)(静岡県)三方原の戦いで,徳川方が武田信玄の軍勢に敗れたとき,敗走する家康を護衛して無事浜松城に帰還させる。のち関ケ原の戦いでも功をたてた。慶長8年6月18日死去。通称は助九郎。
畔柳という漢字は読み方がたくさんあります。その中の一つが「くろやなぎ」。
くろやなぎ、あぜやなぎ、あぜやぎ、こやなぎ、ほとやなぎ、くろかなぎ、はんやなぎ、ばんやなぎ、はんやぎ、はんりゅう
名字の順位は2308位、全国人数はおよそ6300人。
畔柳さんの多い地域 TOP3
1.愛知県 およそ4600人
2.東京都 およそ390人
3.静岡県 およそ320人
畔柳さんの多い市区町村 TOP3
1.愛知県岡崎市 およそ2500人
2.愛知県安城市 およそ560人
3.愛知県豊田市 およそ400人
徳川家の家臣ということで、愛知県に多いのでしょうか。その中でも岡崎市に多いですね。
畔柳亨丞選手は愛知県豊田市出身で、畔柳という名字は豊田市は愛知県の中でも3番目に多いですね。
ファーストネームの「亨丞」も、なかなか初見で読めないように感じます。
畔柳亨丞選手の身長・出身中学などプロフィール
次に、気になる畔柳亨丞選手の身長や出身中学など、プロフィールも調べてみました。
12K完封の中京大中京・畔柳は「投球のうまさもある、評判通りの投手」中日スカウトも高評価(中日スポーツ)- Yahoo!ニュース https://t.co/EKYOaurjzb
中京大中京のプロ注目の最速151キロ右腕、畔柳亨丞投手(3年)が被安打6、3連続を含む12奪三振の力投で完封。2回戦に進出した。 pic.twitter.com/5tYFo54fvd
— のもとけ (@gnomotoke) March 25, 2021
名前:畔柳 亨丞(くろやなぎ きょうすけ)
高校:中京大中京
身長:178cm
体重:84kg(2021年1月)
出身地:愛知県豊田市
出身小学校:豊田市立竹村小学校
出身中学校:豊田市立竜神中学校
所属チーム:豊田リトルリーグ→SASUKE名古屋ヤング
小学校1年生の時に豊田リトルリーグで野球を始めます。
出身小学校・中学校共に豊田市内の公立学校。
中学校は豊田市竜神町竜神にあります。
畔柳亨丞選手は野球部ではなく、中学硬式野球チーム「SASUKE名古屋ヤング」に所属していました。
2018年、侍ジャパンU15代表としてW杯4強に貢献しました。
畔柳亨丞選手の父親や祖母についても
畔柳亨丞選手の父・貴宏さんは、春の大会で中京大中京の試合をスタンドから見守っています。
貴宏さんは、畔柳亨丞選手が、幼いころから負けず嫌いだったエピソードを取材で答えています。
卓球、オセロ、トランプ…。「負けると悔しくて『もう1回やろう』って。勝つまでやろうとするんです」
また、貴宏さんは、畔柳亨丞選手の祖母に当たる路子さんの遺影を持って応援しています。
畔柳亨丞選手は、2年前に亡くなった祖母の路子さんと、よくピッチング練習をしていました。
畔柳亨丞選手が学校から帰宅すると、祖母と近所のグラウンドへ行き、打席に立って練習に付き合ってくれたそうです。モチベーションが低い時には活を入れてくれたり、スランプの時に話を聞いてくれたり、小さい頃から大好きなおばあちゃんだったようです。
2年前、路子さんにがんが見つかり、その後他界。人の大切さがわかったといい、野球に関しても自分の為でなく、チームの為に、と決意を新たにします。
おわりに
今回は畔柳亨丞選手について書いてみました。
準決勝は明豊(大分)と対戦。選抜高校野球は1週間に500球の球数制限があり、初戦から計379球を投げている畔柳亨丞選手は次戦の投球が121球までということでも、どうなるか気になるところです。
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。