今回は、渡る世間は鬼ばかりのプロデューサーとしてその名を知られている、石井ふく子さんにスポットを当ててみたいと思います。
石井ふく子さんは若い頃は女優として活動していましたが、後にプロデューサー業で頭角を現し、数々のホームドラマをプロデュースしてきました。
中でも、橋田寿賀子さんとタッグを組んだ「渡る世間は鬼ばかり」は30年以上続くドラマとしてお茶の間の人気に。
そんな石井ふく子さんについて、若い頃(女優時代)の画像や、父や母・生い立ちやプロフィールについて調べてみました。
石井ふく子さんの若い頃(女優時代)の画像!
石井ふく子さんの現在の年齢や生い立ち・プロフィールは?
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石井ふく子さんの若い頃(女優時代)の画像!
石井ふく子さんは若い頃は新東宝で女優として活動していました。
戦後、就職先がなく困っていたところ、父の友人の俳優・長谷川一夫さんから「新東宝でニューフェイスを募集している、推薦するので受けてみてはどうか」と言われ、試験を受けたらなんと合格。
新東宝の女優時代の石井ふく子さん(左)、右はスクリプターの河辺美津子さん。
石井さんはシネマヴェーラの新東宝特集の二週目に上映する『望みなきに非ず』にも女中役で出演しています。 pic.twitter.com/rMd2oSUr6n— 下村 健 (@Shimo_x2) September 3, 2018
目元が面影がありますね。
吉村廉監督「女醫(女医)の診察室」
Twitterより引用
市川崑監督「人間模様」
Twitterより引用
ニューフェイスだったので下っ端であり、そんなに多くのシーンに出ていたわけではないようです。
この女優経験が、後のプロデューサーの仕事への糧になっていたのでしょうか。
結局、華やかな世界になじむことができず、体も壊してしまい、2年で退社してしまいます。
石井ふく子さんの現在の年齢や生い立ち・プロフィールは?
石井ふく子さんのプロフィールについても。
生年月日・年齢:1926年9月1日 95歳
出身地:東京都台東区
血液型:A型
学歴:東京女子経済専門学校
石井ふく子さんは御年95歳。
母は売れっ子芸者の三升延。周囲の反対を押し切り、未婚の母で石井ふく子さんを出産します。9月1日と言う誕生日は、この日に生まれると人に恵まれて育つといわれ、母は危険を冒して帝王切開で出産したといいます。
母は自由奔放で、自分の為に生きる人で、子供にはせめて誕生日ぐらいは最上の日に産んでやろうという考えだったそう。
天知茂の特集記事を目当てに買った『週刊現代』2020年5月2・9日号。石井ふく子が連載で、血のつながっていない父、伊志井寛の思い出を書いてて、泣かせる。うーん、週刊誌もちゃんとチェックしなきゃなあ。 pic.twitter.com/pfD1WcfJT4
— 濱田研吾 (@hamabin1) April 30, 2020
父は俳優の伊志井寛。父といっても母の再婚相手であり、義理の親子で血のつながりはありません。戸籍にも入れてもらえず、後年、父亡きあと遺産相続でもめましたが、父の子供でない石井ふく子さんには相続権がありませんでした。
ここら辺のお話は著書に詳しく記載されています。
芸者だった母の影響で、3歳の頃から踊りを習い始めます。踊りが大好きだったそうですが、13歳の時に脚気(かっけ、ビタミンB1が欠乏して起きる病気)を患い、かかとが地面につかなくなり、踊りの道は断念。治るまでに1~2年要しました。
その後、お茶の水の文化学院に入学。先生にはなんとあの与謝野晶子がいたそう。
2年間の女優生活を経て、日本電建という住宅メーカーの宣伝課でラジオ制作に関ったのをきっかけに、日曜劇場のプロデューサーをやらないかと声を掛けられ、この頃は平日は会社で仕事、土日はテレビの仕事と、かなり忙しい毎日を送っていました。
その後、正式にTBS(東京放送)に社員として入社し、プロデューサーとして数々のホームドラマを手掛けます。
石井ふく子さん作品に多く登場する俳優は、石井組、石井ファミリーと呼ばれました。その中には、吉永小百合さんや三田佳子さん、森光子さんなどの大御所も。
特に「渡る世間は鬼ばかり」は、脚本家の橋田寿賀子さんと組んで、30年以上のロングヒットドラマになりました。
石井ふく子さん「急で悔しくて…」 橋田寿賀子さん悼むhttps://t.co/y3MvzKJ5so
橋田寿賀子さんの死去を受けてのコメントです。
石井ふく子さん「悔しくて、なんと言っていいかわかりません」
泉ピン子さん「橋田さんとご主人には本当の娘のようにかわいがっていただきました」 pic.twitter.com/EPP0ltN0LV— 朝日新聞デジタル (@asahicom) April 5, 2021
橋田寿賀子さんとは公私ともに仲が良く、60年以上の付き合いがありました。2021年4月に橋田寿賀子さんがお亡くなりになったときは、急で悔しい、どこへ行ったのよ、とコメントを発表していました。
橋田寿賀子さんとの思い出は、こちらの本でも紹介されています。
石井ふく子さんはギネス記録も3つもっています。
1985年 テレビ番組最多プロデュース(1,007本)
2014年 87歳342日の「世界最高齢の現役テレビプロデューサー」
2015年 舞台初演作演出本数183作品
また、結婚についてですが、32歳ごろに結婚した?というソース不明の情報がありましたが、現在は独身で、子供もいません。
石井ふく子さんの若い頃(女優時代)の画像!まとめ
今回は、石井ふく子さんについて調べてみました。
若い頃に女優として活動していたのは意外でした。昭和の時代から女性プロデューサーとして活躍し、近年も活躍し続ける石井ふく子さん。
大正・昭和・平成・令和と、4つの時代を生きてきていますが、母の希望通り、人の縁に恵まれてプロデューサーになり、よい俳優と出会い、ギネス記録や様々な賞を取られるようになった石井ふく子さん。
これからもお元気でお過ごしください!
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。