リクガメ飼育

ロシアリクガメベビーに適した温度湿度は?高温や乾燥しすぎに注意!

今回は、ロシアリクガメベビーや幼体を飼うにあたり、温度湿度は何度くらいがいいのか?というあたりについて書いていきたいと思います。

私自身が、飼い始めてからいろいろと試行錯誤し、情報を集めていたこともあり、記事にすることにしました。

ロシアリクガメという名前に騙されて、寒くても平気?と思わないでくださいね。

ベビーや幼体は、成体とはまた違ってデリケートなので、ケージ内の環境をマメにチェックしてあげましょう!

ロシアリクガメベビーに適した温度湿度とは?

生息地域の湿度は?ケージ内の乾燥しすぎに注意!

ロシアリクガメベビーに適した温度とは?

ロシアリクガメのベビーや幼体に適した温度とはどれくらいなのでしょうか。

吉田誠さん著「リクガメの飼い方」という本によると、ロシアリクガメの温度は日中25~28℃、夜間は18~20℃と書かれています。

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その文章には書かれていませんでしたが、おそらく成体の場合の温度だと思われます。

まず、一般的にベビーや幼体は、成体よりも高めの温度がいいと言われています。そして、昼夜の温度変化やケージ内の温度勾配はあまりつけない方がいいとも。
小さいカメちゃんは温度変化に弱いのです。

私は本に書かれていた上記の温度を鵜呑みにし、ベビーなのにもかかわらず温度変化をつけてしまったことで、カメちゃんが食欲がなくなり元気がなくなってしまった経験があります。

そこで動物病院に行き、獣医さんに言われたことは、「赤ちゃんのカメの温度は30~35℃にしてください」ということでした。

そして夜もそれを維持するということも併せて言われました。

ホットスポット下は35℃前後、それ以外は30℃にしたところ、食事はまあまあするようになったのですが、何か物足りない…いつも潜って寝ています。放っておくとずっとです。本来はもう少し活動的なはずでは?と考え、温度を少し下げることにしました。

ロシアリクガメは、温度が高すぎると夏眠のような行動(潜って出てこない)をすると本にあったので、それかもと思ったのです。

そこで、ホットスポット下は32℃前後、それ以外は28~29℃にしたところ、みるみるカメちゃんが活動的になり、食欲も増しました。

冬だったので温度を下げるのはちょっと勇気がいりましたが…

というわけで、ロシアリクガメベビー・幼体の適温は30℃ぐらいで、上下2℃くらい幅を持たせるのがよいかもしれません。

カメによって適温に多少の個体差があるかもしれませんので、もし、うちのカメにはこの温度は合わないのかもと思ったら、数日単位で温度を変えてみて様子を見てみてください。

明らかに元気がなくなったとか、調子が良くなさそうと思ったら、すぐにその設定温度はやめてくださいね。




ロシアリクガメベビーに適した温度とは?ケージ内の乾燥しすぎに注意!

次に湿度です。

私は最初、ロシアリクガメが「乾燥系リクガメ」と言われているのを見て、かなり勘違いしてしまいました。

ロシアリクガメの生息地域はかなり広く分布していますが、Wikipediaによると「砂漠気候、ステップ気候、地中海性気候の地域の岩石砂漠やステップなどに生息」と書かれています。

ロシアリクガメが多く生息している中央アジアも、砂漠が多くて乾燥しているイメージがあります。

それなら乾燥していても大丈夫なんじゃない?と思ってしまうのも無理はないですよね…

しかし野生のロシアリクガメは地中を掘るのです。掘って潜っていることが多いのです。土の中は湿度が高いですよね?

そんなロシアリクガメに、日本の冬の湿度は低すぎます。

「リクガメの飼い方」によれば、乾燥系のリクガメでもケージ内は60~80%の空中湿度と書かれています。

思っていたより高い!と思いませんか。

日本の冬だと、何もしないとケージ内の湿度が20%ぐらいになってしまいますが、それでは低すぎます。

乾燥していることによって

・呼吸器系の病気にかかりやすくなる
・脱水になりやすくなる

というデメリットがあります。

あまりにも多湿だと虫が湧くとか、衛生状態が悪くなるなどのデメリットはありますが、80%以上の多湿にするのはかなり難しいのでそっちの心配をするよりは、乾燥しすぎの心配をした方がいいでしょう。

加湿する方法としては

・水分を含みやすい床材に水を撒く
・加湿器を導入する

等の方法があります。

また、開放型のケージなら、見た目はアレですが、濡れたタオルを掛けておくなども有効です。

ライト類に水分が当たらないよう注意してくださいね。

加湿器は、ケージの中に置いて置けるペーパー加湿器と

本格的に加湿したい方はこちら、爬虫類用の加湿器です。

こんなの使うのホシガメとかでしょ…とお思いのあなた、そんなことないですよ。ケージが大きい方は特に、冬場の加湿が大変ですのでおススメです。と言っても私は持っていないのですが、使っている方がオススメしていたのでいいものなんだと思います。

どうしても加湿が足りない!時に検討したいと思います。

というわけで湿度は高めがよいのですが、これはベビーに限らないと思います。ですがベビーはより繊細なので、まめにチェックして湿度を気を付けてみていきましょう!

ちなみにうちは60~80%は難しいので、50~70%でもよい事にしています(^^;



ロシアリクガメベビーに適した温度湿度は?まとめ

今回は、ロシアリクガメベビーや幼体に適した温度や湿度について記事を書いていきました。

個体差はあるかもしれませんが、参考になればうれしいです。

温度:30℃ぐらいで、上下2℃くらい幅を持たせる

湿度:ケージ内は60~80%の空中湿度

 

それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。