育児

初節句の雛人形を買わないは大丈夫?お下がりや引き継ぐのは可能か調査!

女の子が産まれたら、この時期に考えるのは、初節句の雛人形はどうしよう?ということではないでしょうか。

できることなら新しいものを買いたいですが、置き場所がない!高い!などで、購入に前向きになれない方や、ご自身が子供のころに貰った雛人形を持っている場合、それを娘さんに譲りたいと思っているお母さんもいらっしゃると思います。

そこで今回は、

初節句の雛人形を買わないのは大丈夫?

初節句の雛人形をお下がりや引き継ぐのはあり?

二つ目以降のおすすめお雛様は?

お下がりしなかったら、お雛様はどうするの?

といった内容で、雛人形を買わないことや、雛人形のお下がりの是非、二人目以降の子のお雛様について、そして処分について書いていきたいと思います!

初節句の雛人形を買わないのは大丈夫?

雛人形、高いし、場所も取りますよね。
経済的問題、住宅事情などで、買うのをためらう方も少なくありません。
雛人形を買う買わないについては、それぞれのご家庭の判断で良いでしょう。

初節句の子の祖父母が買ってくれる場合も多いですが、そうでない場合、わざわざお金を出して、年1度しか飾らない雛人形を買う必要があるのだろうか?と思う方もいらっしゃるでしょう。

実際、買わないことで何か困るということはないですし、雛人形を買ってあげても、初節句を迎える赤ちゃんにとってはまだ理解できることではないので、もう少し大きくなってから、欲しがったら買ってあげる、欲しいものを選んでもらうというやり方でも問題ありません。
もちろん、買わない選択肢もありです。

子に雛人形を買ってあげたいか、それよりも別のことをしてあげたいか、で決めてみましょう。

初節句の雛人形をお下がりや引き継ぐのはあり?

それでは、今ある雛人形を、初節句の子供にあげる、引き継いでもらうのはありなのでしょうか?
雛人形をお下がり、引き継ぐのは、結論から言うと、「なし」です。

日本の節句や伝統文化について紹介している一般社団法人日本人形協会のHPによると

そもそも、ひな人形には子どもの身代わりとなって厄を受けるお守りの意味があります。したがって、母親のひな人形を娘に譲ることは母親の厄を娘に引き継がせることになってしまいます。ひな人形は、一人に一飾りずつ持つべきものなのです。

雛人形には、本来子供の厄を身代わりとなって受けるお守りの役割があり、お下がりや引き継ぐのはよくないというのが、日本人形協会の見解のようです。

お母さんの雛人形を飾るのはいいですが、それを娘のものとしてしまうと、厄まで娘に引き継がれるという考えです。
一人一つずつの雛人形があるのが望ましいとされ、姉妹でひとつというのも、本来は良くないようです。

昔は、おばあちゃん、お母さん、娘のお雛様が3つ並べて飾ってある、なんてこともあったようですね。

二つ目以降のおすすめお雛様は?

そうはいっても、核家族化が進んでいる現在、家に二つも三つも雛人形を飾るスペースもないし、お金もかかりますよね。

お母さんのお雛様を大事にとっておきたいのであれば、それは娘さん用にはせず、娘さんには別に、コンパクトサイズのお雛様や、つるし雛、市松人形などを贈るのがおすすめです。

今は七段飾りのお雛様より、男雛女雛だけのコンパクトなものが人気ですし、つるし雛なら場所も取らないし、お母さんや上の子のお雛様と一緒に飾れて、可愛くて良いですね。

お下がり・引き継がなかった人形はどうするの?

それでは、お下がりをしてはいけないのなら、お母さんのお雛様は、どうしたらいいのでしょうか?

お母さんのも飾る、しまっておく、捨てる、などもできますが、役目を終えた人形は、供養するのが良いようです。

日本では、人形には魂が宿ると昔から考えられており、供養をしてくれる神社やお寺は少なくありません。

また役目を終えた人形を供養するイベントも全国各地で実施されているので、そちらに持参するのもよいでしょう。

一般社団法人日本人形協会

日本人形協会でも人形供養の代行サービスなどを行っているようです。

雛人形は、対象の子が健やかに成長し大人になったとき、役目を終えます。
処分するのは気が引けるかもしれませんが、「いままでありがとう」の気持ちで供養するのは、雛人形にとってもよい事なのではないでしょうか。

おわりに

いかがだったでしょうか。
今回は、初節句のお雛様を買わなくても大丈夫か、お下がりや引き継ぐのはありなのか、という疑問を調査しました。
その結果、お下がりはNGで、二つ目以降のお雛様はどんなものを買うのがおすすめか、また、雛人形の処分についても書いていきました。

日本古来よりある伝統行事ですので、お母さんとお子さん、ご家族にとって、より良い形で初節句を迎えられることを、お祈り申し上げます!